当院の訪問歯科診療の特徴

当院の訪問歯科診療を担当するのは、長年訪問歯科診療に携わってきた、日本訪問歯科協会にも所属する女性歯科医師である院長をはじめとした経験豊富な歯科医師です。

訪問歯科診療は歯科医院で行う治療とは違い、診療環境に制限が多いため、治療の難易度が高くなるとされています。そのような状況でも患者さまへの負担を抑えたより良い治療をご提供するため、当院の歯科医師はさまざまな勉強会で訪問歯科の知識や技術を学び、診療の現場で活かしています。

また、認知症など疾患がある場合、治療を嫌がったりお口を開けられなかったりと、診療をスムーズにできない事例も多くあります。状態によっては、不慣れな歯科医師ではなかなか治療を進めることができません。

しかし当院の歯科医師は豊富な経験と研鑽を重ねてきた医療技術で、精神疾患や認知症のある方の診療にもスムーズに対応できます。麻痺や持病がある方についても、全身状態に配慮した治療が行えます。

歯科医院に来院するのが困難な方のために、ご自宅や施設に訪問して診療をするのが「訪問歯科診療」です。歯医者に行きたいけど通院できないという患者さまはもちろん、介護を行っているご家族、施設スタッフの方もお気軽にお問い合わせください。

※2019年現在

あおぞら歯科クリニックでは、訪問歯科診療で使用する、さまざまな専用機器を揃えています。

介護が必要な方は健康な方に比べ、虫歯や歯周病、入れ歯などの悩みを持たれている割合が多いため、ご自宅でも歯科医院で行う場合と同等の治療が必要です。そこで、歯を削る治療にも対応できる持ち運び可能なポータブルユニットという治療機器のほか、レントゲン機器もご用意して診療にうかがいます。

充実した設備でご自宅や施設でも歯科医院とほぼ同じ治療を行い、お口のトラブルをしっかりと解消できるように努めています。

食べ物を飲み込む「摂食・嚥下（せっしょく・えんげ）」の機能が低下すると、食事を十分にとれないばかりか、食物やお口の中の細菌が気管に入り込んで起きる誤嚥性肺炎（ごえんせいはいえん）の原因となってしまいます。

当院の訪問歯科診療では、患者さまが実際に飲食されている様子を確認し摂食・嚥下機能についても問題が無いかをチェック。必要があれば、リハビリや訓練も実施いたします。

介護が必要な方はご家族の協力があってもお口を清潔に保つのは難しく、お口の汚れは、口臭や虫歯・歯周病だけでなく誤嚥性肺炎の原因にもなってしまいます。

そこで当院では、訪問歯科診療の豊富な経験をもつ歯科衛生士が、介護が必要な方のお口を清潔に保つサポートをいたします。お口の健康管理は、プロによるケアも大切ですが、何よりご本人、ご家族、施設スタッフによる日常的なケアが重要です。

当院の歯科衛生士にはホームヘルパーの資格を持ったスタッフもおり、ご高齢の方への対応やお身体の動かし方にも十分な知識がございます。患者さまご自身にも、介護される方にも負担の少ない、無理のない歯磨きやお口のケアの方法をアドバイスさせていただきます。